山 行 報 告 | |
2009/1/10〜12 南ア 仙丈ケ岳 | メンバ:CL大高ぁ、SL鈴木、加藤、谷川、新村、小川、根来 記録:根来 |
【コースタイム】
[10日]
戸台駐車場(8:30)…… 丹渓山荘(11:50)…… 北沢峠(15:10)……テント場(15:30)
[11日]
テント場(7:30)……小仙丈ケ岳(12:00)……テント場(15:30)
[12日]
テント場(6:55)…… 丹渓山荘(9:10)……戸台駐車場(11:40)
【記 録】
[9日]
先発隊と後発隊に分かれて出発し、高遠の道の駅で合流して仮眠ののち戸台駐車場に向かう。
[10日]
駐車場で身支度をして出発。戸台川沿いに河原を行く。雪が積もりトレースがついているので夏道より歩き良い。白石ダムは登山者のためのものか、右岸に立派な階段ができており、それを少し過ぎたあたりで最初の1本を立てる。
鋸岳の稜線は雲がかかっていて良く見えない。昔は無かった角兵衛沢や熊穴沢への道標が設置されており、入山したのであろうかトレースが見られる。
丹渓山荘下で3本目を立てたあと、北沢峠への登りとなる。八丁坂の急登を過ぎてなだらかなトレースをたどり、林道に出ると大平山荘である。ここまでくると北沢峠は指呼の間。
北沢峠から15分ほど下って長衛小屋のテント場につく。残った力を振り絞ってテント場を整備する。夜は月明かりと星がいっぱいである。
[11日]
明け方はテントが飛ばされそうな強風が吹いていたので、風が弱まるまで出発を見合す。
二合目への道はトレースが浅いため北沢峠経由で仙丈ケ岳にむかう。
高度を稼ぐにつれて、アサヨ峰や甲斐駒、鋸岳が樹間から見え隠れする。森林限界の手前でアイゼンを装着する。あまり風が吹いていないようであったが、樹林帯を過ぎると突風が吹き、地吹雪が吹きつけて顔に雪片があたり痛い。
S嬢に耐風姿勢や滑落停止姿勢を教えながら登行。小仙丈ケ岳には12時に到着。風も強いし残り時間も少ないので、今日の行動はこれまでとする。
小仙丈ケ岳からは富士山、北岳、鳳凰三山、甲斐駒、鋸などが望める。下山時、大事をとって、O氏がT嬢とアンザイレンする。往路でアイゼンを付けたところで、アイゼンを外す。二合目から直接テント場に向かう道をとる。
[12日]
7時出発予定が6時55分発と、雪稜にしては珍しく早めに出発する。つらかった八丁坂も下りは楽である。丹渓山荘で休憩している時にS嬢とO嬢が近くの滝場を見に行く。
時々、風が吹き付ける中を延々と戸台に向けて歩く。
帰路の途中、仙流荘で入浴と昼食を済ませる。昼食のメニューは鹿肉のカツレツやシシ鍋定食など野趣味豊かであり、尚且つ安価でボリウムたっぷりなのでうれしくなる。
従来、山行時の朝食はラーメンかウドンが定番であったが、今回、SLがスイトンとスライス餅を持参したが、簡便につくれて、しかも腹持ちも良かったので今後の食糧計画の参考にしたい。